2014/09/05

【孤独のグルメ巡礼】小宮の焼肉とクリームソーダの話

孤独のグルメSeason4の第4話「東京都八王子市小宮町のヒレカルビとロースすき焼き風」で登場した焼肉屋さんへ行ってきました。

八王子駅から八高線という初めての路線に乗り、2駅で目的の小宮に到着。ドラマでもなんにもない描写がされていましたが、本当になんにもない!ちょっと故郷を思い出すよね・・・

なんにもない駅周辺からスマホの地図を頼りにだらだら歩いて約10分ほどでお店へ到着。開店時間の10分前くらいに到着したのですが、すでに10人前後が並んでいる。ちょっと焦るも、今回誘ってくれた同行の友人がしっかりと予約を入れていてくれたので問題なし。ほどなく開店の時間がきて、無事に入店することができました。

通されたのは奥の座敷で、壁には孤独のグルメのチラシや、ゴローさんが食べたメニューの書かれた紙が貼ってありました。それを参考にしつつ無視しつつ、適当にオーダー。
最初は先人に習って豚足。ドラマでやってたように焼いて食べたけど、表面カリカリ中トロットロでペロリといけました。
豚足実はあまり得意じゃないんだけど、昔バイトしてたお店で出してた焼き豚足がめちゃくちゃおいしくて、焼いたのならば食べられるのです。ちょっと苦手だなーという人もぜひ一度お試しあれ。

左から、久住先生が食べてたローストビーフにロース、カルビ、焼いてるロースとにんにく、かな多分。
ここのお肉はオーダーカットらしいのですが、どのお肉も新鮮でジューシーでとろけるうまさ!でした。焼肉でこんなにとろけるって感じのははじめて食べたかも。ホルモンも食べたのですが、プリプリしててそれでいて柔らかく、これもまたすばらしかった。同行者がホルモンの焼き加減にこだわりのある人で、とってもおいしく焼いてくれたおかげで、より良さがわかったのもあるなーと思いつつ。

写真撮るのを忘れてしまったんだけど、サイドメニューもおいしかった!オイキムチにモヤシナムル、チャンジャ、味ねぎ、ユッケジャンスープあたりかな、注文したのは。

モヤシナムルがやけにおいしくて、どうも上にかかってる謎の粉があやしいという結論になったんだけど、その粉の招待が結局最後までわからなかったんだよね。自宅で実験を繰り返していつかあの粉の謎を解明したい。

チャンジャもお店によって当たり外れが激しいけど、ここのお店のおいしかった。けどちょっと辛めかもしれない。

そして辛いといえば、ユッケジャンスープ!まず色が凶悪に赤い。普通もっとオレンジっぽいというか朱色がかった感じの赤だと思うんだけどここのはほんと真っ赤というか紅!そして辛い!うまみのある辛さだけど辛い!激辛ってわけじゃないんだけど、ユッケジャンスープにここまでの辛さは求めてないよ?って感じの辛さでした。

そして、すべてのメニューを片付けつつあるころに、お代わりのハラミをオーダーするひとたち。
ここのお肉どれもおいしいのですが、特にこのハラミが別格!!ほんとあまいあぶらがじゅわーってして口の中がとろけます。最後にもう一度食べたくなってオーダーしてしまうほどのおいしさです。

ちなみに、ドラマでゴローさんがオーダーしてた生卵にお肉つけてすき焼き風ってのは今回やりませんでした。誰もお米を食べるつもりがなかったっていうのと、お肉がおいしすぎてこれに卵つけるの勿体無いよねということで意見が一致したので・・・

しっかりサイン色紙も飾ってありました。
O.Aが7月30日で松重さんの撮影が6月25日、久住先生が7月4日だから結構余裕はあるんだね。もっとすごくギリギリで撮影しているイメージがなぜかありました。

食事を終えて外へ出ると、相変わらずの行列が・・・。このお店へくるのならば、予約は必須かもしれないね。

八王子まで戻ってお茶をして帰ろうという話になったんだけど、小宮の駅のそばに喫茶店らしきものを発見したのでそこでお茶をすることに。一見さんは入るのにちょっと・・・いやかなり戸惑う感じのローカルでアットホーム(商売っ気が外から見てわからないとも言う)な見た目のお店です。私の余所者視点プラス休日の夜補正で余計そう感じたのかもしれない。

意を決して入店すると、狭い店内は満席寸前でした。8人くらいの家族連れが1グループに、ご夫婦っぽい二人組みが一組。空いていた最後のテーブルを私たちが埋めて満席になったけど、本当にはいってもいいの?いいの?と思いながら着席するくらいアットホーム空間。

お店を切り盛りしているのはご夫婦のようで、ちょうどタイミングが悪かったらしく、ちょっとしてからお水とメニューがやってきました。

メニューには、ドリンク類とほぼ洋食の食事メニュー。ハンバーグにポークソテーにカツレツ。オムライスにナポリタンにミートソース、そしてカレーライス。オーソドックスだけど魅力のあるメニューが勢ぞろい。夜はさらに、メイン(肉or魚)とライスにスープのセットメニューがあるらしい。なにそれ超気になる・・・。焼肉屋さんはとてもおいしくて満足度高かったんだけど、なんだかこっちのお店のほうが孤独のグルメっぽい!
奥の家族連れはなんだか常連っぽいし、家族の定番、地元で愛される名店って感じなのかなー。セットメニュー、どんな料理なんだろう・・・。

と気になって気になって仕方がなかったけど、あいにく私のおなかはお肉で満たされている(ダブルミーニング)ので、ここはおとなしく飲み物を注文。選んだのはクリームソーダ。

そして出てきたのがこれ!!プロデューサーさん、クリームソーダですよ、クリームソーダ!!

上にのってるのがソフトクリームじゃない!ちゃんとバニラアイスが乗ってるクリィィィィムソォォォダァーッ!!!!

その昔、さくらももこが「ちびまるこちゃん」の単行本でやたら力の入ったイラストとマンガで「おいしいクリームソーダの飲み方」を解説してて「(バニラアイスが氷と接してる部分を指して)ここの部分がシャリシャリしてておいしい」と書いてたんだけど。それを読んでから今の今までシャリシャリしてておいしい「ここの部分」にずっとずーっと憧れていたんです!でも、ついぞ出会うことが出来なかった・・・。

そもそも世の中のクリームソーダにはソフトクリームが載りすぎである。たまにバニラアイスが鎮座している正統派クリームソーダが出てきても、コンディションが悪いのかなんなのか、シャリシャリしてておいしいはずの「ここの部分」など存在しない!もしやあれは幻想か!幻想なのか!私はさくらももこに騙されていたのか!

そして成長した私は、クリームソーダを頼むこともなくなってしまったわけですが。このお店の独特の雰囲気というか・・・なんていうんだろう。妙な実家感?テレビでは野球中継が流れてて家族連れが食事してて食器もお母さんとかが好きそうなあのなんともいえないテイスト・・・。とにかくこのお店はいろいろノスタルジックすぎる。で、そんな中でクリームソーダの文字を見つけて久しぶりに飲むかーと思ったわけなんですが。

あったよ!ここのクリームソーダにはシャリシャリしてておいしい「ここの部分」が!確かにここの部分はシャリシャリしてておいしい・・・これが長年捜し求めていたシャリシャリしてておいしいここの部分かー!!これかー!!!

と、同行者には悟られないように興奮をひた隠しながらクリームソーダを貪ったのでした。

次はあの喫茶店でごはんを食べて、デザートのクリームソーダを飲むために小宮に行きたい。

大幸園
東京都八王子市小宮町863-3
JR八高線 小宮駅 徒歩10分
グルメロア
東京都八王子市小宮町819-1
JR八高線 小宮駅 徒歩2分
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週刊SPA!『孤独のグルメ』取材班
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